施工実例

いつも弊社で紹介しているタンクは工場等に設置する固定式のタンクですが、タンクの区分には「移動タンク貯蔵所」と呼ばれるものがあります。
主な種類として、タンクローリーのような単一車形式のものと、被けん引車形式に分類される積載式のものがありますが、「積載式移動タンク貯蔵所」に分類される製品を製作しました。
弊社で設計・製作した部分はお客様の車両に積載する部分になり、この部分はタンクコンテナと呼ばれています。

図(※1､写真2枚目)の通り、タンクがコンテナフレーム内におさまっていますよね。一般道でも良く走っている所を見かける事があると思います。

お客様の車両に合わせてタンクコンテナが固定できるように設計するのですが、車両とタンクコンテナの連結には特殊な連結部品を使用しています。

車両との連結がピッタリ合わないといけませんので、連結部品を取り付けるブラケット（機械部品同士を結合するために使う支持具や取付金具）は弊社の工場内でお客様の車両とドッキングして、現合でコンテナフレームに溶接しました。

コンテナフレームの強度計算も法規で定めされている計算方法があり、今回の仕様にあわせて計算しました。
また、移動タンク貯蔵所には底弁に緊急レバー(※2､写真3枚目)を設ける必要があり、今回が初めての設計になりました。
今回はお客様の要望を反映し、設計段階から階段やステップもご希通りに取りつける事ができました。