施工実例

弊社では産業機械やタンクの新規製作を行っておりますが、新規製作した物の据付工事や既設機器の移設工事も行っています。

対象機器が少なく干渉しそうな部分が少ない場合やスペースに余裕がある場合はメジャーを使っての確認だけで問題なく設計を進める事が出来ますが、以下の様な場合は点群データを利用してはいかがでしょうか。

・機器の図面が無い、図面はあるが改造や付属品が多く検討が難しい
・据付場所に干渉しそうな機器や配管が多い
・古く改築されていて、現状の据付場所の建物の図面が無い
・既設スケッチが大変（高さがあり足場が必要、作業していて近寄れない）

既設の建物や配管、機器を３Dスキャナーで点群データとして読み取り、パソコン内の３D空間の中で概略計画をすることが可能です。
３D-CADデータも読み込むことが可能ですので、新しい機器も配置する事も出来ます。

概略計画を点群データで行う事で、配置後のイメージを３Dで見ることが可能になり情報の共有がしやすくなります。また、２Dでは見逃してしまいがちな干渉や現物と図面とのズレも発見することが出来ます。
初期段階で行う事で配置計画での後戻り、工事段階での干渉発覚などのイレギュラーも減らせます。

画像は弊社機械加工工場の機器を点群データで取り込み、配置を移動した物です。

①現状の工場内機器配置データ
②現状から機器だけ抜き出した状態
③機器のみ除去した工場内データ
④機器配置変更前後の比較